1949-11-19 第6回国会 衆議院 決算委員会 第6号
なお本件工事を、砂利焼付の方法を排し、押えモルタルにしたのは、本建物の他の部分がすべて押えモルタルの工法によつているのと、右屋上が患者の唯一の遊歩場所であるため、施工及び雨仕舞の点並びに補強上の点等を考慮したためであります。本件は右のような事情のもとに実施されたため、この種の通常の工事に比し、多くの材料費及び労務費を費したことは、まことに遺憾でありまして、将来は十分注意いたします。
なお本件工事を、砂利焼付の方法を排し、押えモルタルにしたのは、本建物の他の部分がすべて押えモルタルの工法によつているのと、右屋上が患者の唯一の遊歩場所であるため、施工及び雨仕舞の点並びに補強上の点等を考慮したためであります。本件は右のような事情のもとに実施されたため、この種の通常の工事に比し、多くの材料費及び労務費を費したことは、まことに遺憾でありまして、将来は十分注意いたします。
又から干しによる損耗等によりまして、多くのセメント及び労務者を必要としたというような事情があるのでございまして、又あの工事を砂利燒付の方法を廃して押えモルタルの方法にしたということは、この建物がすべて押えモルタルの方法によつてやつておりますのと、屋上が患者の唯一の散歩の場所でありましたので、そのために砂利燒付の方法では産婦等のための建物に使う屋根としては不適当でありますので、全部押えモルタルにする必要
そこで会計検査院といたしましては、それならばこういう押えモルタルでない、つまりセメントの要らない工事をしたらいいじやないか、それには砂利燒付という工法がありまして、それはセメントを使わないでその間に砂利、細かい砂利であろうと思うのですが、それを使う。そうすれば非常に工費が安く済む、そうして雨漏りなり何なりの、それらの効果においては変らないのではないか。
○來馬琢道君 会計検査院の方では砂利燒付をすればよかつたのに……当時こういうことがあり、又文部省では押えモルタルにしなければならなかつたんだということ、この点について会計検査院の方では、その押えモルタルにすることの必要を認められたのですか。それは東京大学に比べて余計なことをしたというのであります。これを指摘しておられる理由を伺いたい。